定年後に「味方が減る人」と「増える人」の決定的な違い写真はイメージです Photo:PIXTA

定年後に新たな環境で働き始める人は少なくない。仕事をリタイアするとしても、現役時代から生活は大きく変わる。そうした中、新たに良い人間関係を構築できる人がいる一方、定年後の人生で人間関係に悩む人もいる。両者の違いはどんなところにあるのだろうか。(モチベーション総合研究所 髙橋伸典)

定年後に味方が減る人と
増える人の違いとは?

 現在50歳~60歳台のミドルシニアの方々は、定年後の人生がこれほど長くなるとは想像していなかったのではないでしょうか?

 新卒で就職した会社で人生の大半を過ごす想定で、定年後のことはそんなに考えなくてもいいだろうと思われていたはずです。しかし急速に平均寿命が延び、元気なシニアが多くなり、戸惑われていることでしょう。

 定年前の世界と定年後の世界の環境は激変します。今まで培ってきた考え方が通用するなら問題ないでしょうが、そうはいかない現状があります。そこに大きな落とし穴があるのです。

 私はセカンドキャリアコンサルタントとして、現役のミドルシニアに数多く接し、インタビューを行ってきました。そこから分かってきたことがあります。

 定年後には、味方が減る人と増える人は分かれていくのです。それはなぜなのでしょうか?