米アップルは19日、主力製品「iPhone(アイフォーン)」の廉価モデル「iPhone 16e」を発表した。この新機種の最も重要な変更点は、半導体という目に見えない部分にある。16eはアップルが自社開発したセルラーチップを初めて搭載。セルラーチップは、移動体通信ネットワークへの接続を可能にするスマートフォンの主要部品だ。「C1」と名付けられたこのチップは、アップルが独自技術の開発に注力する中、待望の次なるステップだ。現在、アップルはセルラーチップメーカーで競争相手の米クアルコムに毎年巨費を支払っているが、そうした状況からの脱却を目指している。16eの発売日は28日。米国での販売価格は599ドル(約9万1000円)からに設定した。2022年に発売した前機種「iPhone SE」の価格は429ドルからだった。日本での販売価格は9万9800円(税込み)からとする。
アップル、廉価版スマホ「iPhone 16e」発表 自社チップ搭載
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