一橋大は銀行が増加
東工大は半導体が減少
24年の一橋大学のランキングトップ5は、1位は三井住友銀行、2位はアクセンチュア、3位は三井住友信託銀行、4位には東京都、三菱UFJ銀行、EYストラテジー・アンド・コンサルティングが同順位で並んだ。
就職先としては上記の他、みずほ銀行、日本政策投資銀行、三菱UFJ信託銀行、日本政策金融公庫、明治安田生命保険、日本生命保険、東京海上日動火災保険など、銀行・保険を中心とした金融業界が圧倒的に多い。
保険や証券などの他業界が競争意識を持って金融人材の確保を進めており、銀行もその流れに押しつぶされることのないよう、高い成長力を持つ人材を求めている。こうした状況の中で、23年と比べても特に銀行の就職者数が増えている。
さらに、アビームコンサルティング、PwCコンサルティングといったコンサルティング業界や、三菱商事、伊藤忠商事などの総合商社も人気を集めている。
東京工業大学のランキングトップ5は、1位は日立製作所、2位は野村総合研究所、3位はアクセンチュア、4位は日産自動車とソニーセミコンダクタソリューションズが同順位で並んだ。
就職先としては上記の他、本田技研工業、トヨタ自動車といった自動車メーカーや、パナソニック ホールディングス、富士通、NECといった電機メーカーの人気が根強い。
23年は半導体メーカーが上位に来ていたが、それに比べて24年の就職者数はやや減っている。相対的にコンサルティング業界の人気が高まった。
*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。
2024年春の大学別の主な就職先。就職先名称は原則としてアンケート調査時点の各大学の回答による。大学により、一部の学部・研究科、大学院修了者を含まない場合がある(調査/大学通信)