米ゴールドマン・サックス・グループは年1回の人員削減を準備しており、今回はバイスプレジデントに焦点を合わせている。事情を知る関係者によると、デービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は上級幹部に対し、同社はここ数年、人材採用全体に対してバイスプレジデントの採用が多過ぎたと伝えた。この人員削減は、ソロモン氏が優先課題としている効率性の向上を目的としている。削減対象となる可能性が高いバイスプレジデントには、昨年後半の低評価や今年初めの少額のボーナスという形でヒントが与えられている。その結果退職した従業員は総削減目標にカウントされる。同社の従業員の約3~5%が削減される見通し。2024年末時点で4万6500人だった総従業員数は、新たな採用を考慮すると今年は横ばいになるとみられる。