ドナルド・トランプ米大統領が4日に議会で実施する施政方針演説では、不法移民の取り締まり強化や連邦職員の大幅削減、輸入品への高関税賦課といった決定に触れる見通しとなった。自身の政権復帰後の破壊的手法を誇示するものとみられる。一般教書演説と同じスタイルで実施される施政方針演説は、4日の米東部時間午後9時10分(日本時間5日午前11時10分)に始まる予定で、トランプ氏にとっては米国民に自身の対決的な統治スタイルをアピールする機会となる。同氏の公の場での発言の多くはソーシャルメディアやニュースで毎日流れているが、大統領の年次演説は依然として日々の記者会見や選挙演説よりも国民の関心が高い。ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は、トランプ氏が「大胆で野心的、そして常識的な将来のビジョン」を概説すると説明。また今回の演説が「必見のテレビ放送」になるだろうとも述べた。