グーグルとHPは、専用眼鏡やヘッドセットを着用せずに利用できる3D(3次元)ビデオ通信プラットフォームを年内に公開する予定だ。これは、バーチャル会議で参加者全員が同じ空間にいるという感覚をより強く与える取り組みだ。ビデオ通話を巡る状況はここ数年で大きく変わり、新型コロナウイルス流行当初はあらゆる問題の解決法とされていたが、今では従業員の心をむしばむ重荷へと変化を遂げている。アルファベット傘下のグーグルとHPは、「スターライン」と呼ばれるプロジェクトが、仮想コミュニケーションを新たな段階へと進化させるのに十分な画期的技術だと考えている。米カリフォルニア州パロアルトにあるHP本社で筆者が体験した驚くほど臨場感のあるリモート会話に基づけば、彼らは何かを成し遂げつつあると言えるだろう。