ホワイトハウスは6日、北米の自由貿易協定である米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の条件を満たしたメキシコとカナダからの輸入品について、4月2日まで25%の関税賦課を猶予すると表明した。米国は今週、上位の貿易相手国である両国に新関税を発動していた。あるホワイトハウス当局者によると、この免除措置はメキシコからの輸入の半分程度、カナダからの輸入の約37%が対象になる。カナダからの輸入の大半はエネルギーで、発動した関税は25%でなく10%だ。この当局者の話では、トランプ氏は米ゼネラル・モーターズ(GM)、米フォード・モーター、欧州ステランティスの自動車大手3社のトップと会談し、3社がサプライチェーン(供給網)をメキシコとカナダから米国に戻すと約束したことを受けて、関税を一時的に免除すると決めた。
米、カナダとメキシコの協定準拠品の関税猶予
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