米ウォルグリーンの約1世紀にわたる上場企業としての歴史が終わりを迎えようとしている。苦境に立つドラッグストアチェーン大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは、プライベートエクイティ(PE)投資会社シカモア・パートナーズによる非公開化で合意した。近年で最大級の規模となるレバレッジド・バイアウト(LBO、買収先企業の資産を担保とした借り入れによる買収)の手法をとる。シカモアはウォルグリーン株1株当たり11.45ドルの現金を支払うことで合意した。これは株式価値約100億ドル(約1兆4900億円)に相当し、昨年の株価を29%上回る水準。また、同社のプライマリーケア資産の売却で手にする資金に基づき、株主は将来、1株当たり最大3ドルを追加で受け取る可能性もある。
米ウォルグリーン、非公開化で合意
有料会員限定
あなたにおすすめ