米国のジョー・バイデン前大統領は、史上最も気候に優しい大統領を自称しながら、燃費の悪いコルベット・スティングレーを愛用していた。一方、ドナルド・トランプ現大統領は石油掘削を推進しているが、11日には電気自動車(EV)を購入する考えを示した。米政界では近頃、車の所有に関する政治的立場も、他のあらゆる事柄と同様に反転している。トランプ氏はEVなら何でも欲しいと言ったわけではない。自身の顧問であるイーロン・マスク氏に配慮し、同氏が最高経営責任者(CEO)を務めるEV大手テスラの車両を買うと言い出したのだ。トランプ氏は選挙戦でバイデン氏の「EV義務化」に反対し、2月には充電網の建設を一時停止する措置を取った。
EV嫌いのトランプ氏、テスラ車購入を表明
テスラの社運を後押し
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