ドナルド・トランプ氏の弁護士、ボリス・エプスタイン氏は2023年後半の会合で大胆な主張をした。トランプ氏の大統領任期は必ずしも2期に限定されないというものだった。同年10月、エプスタイン氏はある関係者と首都ワシントンの中心部で話をした際、トランプ氏は24年の大統領選で勝利してもレームダック(死に体)になるとの考えに反論した。その人物によると、エプスタイン氏は法律を研究し、トランプ氏が28年に再び出馬する方法を見つけられると信じていると語った。当時その関係者は、エプスタイン氏が本気だったとしても、同氏の発言は笑える話だと考えていた。その関係者はワシントンで人々にエプスタイン氏の発言を伝え、同氏はトランプ氏がまだ24年の共和党予備選に勝つ前から、すでに大統領3期目の計画を立て始めていたと冗談めかして話した。だがそれから1年半が経過し、その関係者は当時の会話を振り返り、不安を覚えている。トランプ氏は最近、任期終了後も政権にとどまり続ける可能性を公然とほのめかしているからだ。
くすぶる「トランプ3期目説」 本気度巡り共和党内でも臆測
トランプ氏の発言を一蹴する向きもあれば額面通りに受け止める向きもある
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