米アマゾン・ドット・コムが政府による関税発表後、中国の取引業者の注文をキャンセルしていたことが分かった。アマゾンの取引業者や他の販売業者と協力する電子商取引(Eコマース)のコンサルタントらが明らかにした。アマゾンの売上高の約40%は同社が直接商品を購入する取引業者からのもので、残りの60%は独立した中小企業がウェブサイトで販売する商品が占めている。コンサルタントらによれば、アマゾンは先週の関税発表以降、中国から輸入する商品の一部発注をキャンセル。ドナルド・トランプ大統領は9日、中国製品への関税を125%に引き上げる一方、他の一部の国については関税措置を一時停止すると明らかにした。アマゾンの元従業員で現在はコンサルタント業を行っているクリス・マッケイブ氏は9日、アマゾンは関税以前から第三者販売業者からより多くの商品を販売する方針に移行しており、小規模な取引業者との契約をキャンセルしていたと説明。アマゾンは第三者販売業者から数十億ドルの手数料を徴収している。
米アマゾン、中国製品の発注を一部キャンセル 関税受け
有料会員限定
あなたにおすすめ