リセッション(景気後退)とは何だろうか。そして、リセッションに陥っているかどうかは、いつ分かるのだろうか。一般的には、国内総生産(GDP)が2四半期連続でマイナス成長となった場合をリセッションと見なす。米国はすでにその道を歩んでいる可能性がある。4月30日に発表される1-3月期の米GDPは低調だったとみられ、マイナス成長となった可能性もある。関税の影響が出始めているため、4-6月期のGDPも厳しい内容となりそうだ。しかしGDPは、米国のリセッション入りを判定する全米経済研究所(NBER)が用いる基準ではない。経済学者や政府当局者、政策立案者、そしてウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)を含む報道機関は長年、NBERをそうした機関として認知している。
結局、リセッションって何?
NBERのリセッション認定は当面期待できず
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