「聴覚系タイプ」は、耳で聞いた情報を記憶するのが得意な人です。授業を聞いたりラジオを聴いたりすることで直接記憶ができる、もしくは理解系脳番地を刺激し、記憶系脳番地を動かすのに長けています。耳で聞いた情報はすべて処理されるわけではなく、知っている情報などを優先して情報として取り込み、処理を行うため、「聞く」という意思を強く持つことが大切です。
大半の人は視覚系脳番地か聴覚系脳番地どちらかが強いタイプに分かれるため、運動系脳番地が優勢なタイプはそれらと比較して「レア」なタイプだといえるでしょう。実際に触れて覚える、動作をつけて覚えるタイプもここに分類されます。
男性は6割が視覚系タイプ
女性は8割が聴覚系タイプ
あくまでも傾向の話ではありますが、男性は視覚系が強い人が多い傾向にあり、およそ6割ほどが視覚脳タイプです。対して、女性は聴覚系が優位な人が多く、全体のおよそ8割ほどを占めると言われています。
視覚系が強い人は、文字による情報が入りやすいため、聞きながらメモを取るなど「可視化」することでより情報を処理しやすくできます。
また、「見た目から入る」というのも視覚系脳番地の働きです。たとえば、何かを習得する時にかっこいい道具を揃えることや、憧れの素敵な先生のもとで学習するといったことで、意欲が湧きやすいのも視覚系タイプの特徴です。
聴覚系が強い人は、耳から入ってくる情報をうまく処理することができるため、たとえばテレビを見ている時に、テロップや字幕を見なくても話し言葉が頭に入ってきやすく、理解もしやすい傾向にあります。
視覚系タイプか聴覚系タイプで、エピソード記憶として残りやすい方法が違うということは、おすすめの勉強方法も異なります。