3月28日、米連邦捜査局(FBI)はインディアナ大学ブルーミントン校の王暁鋒教授(コンピューター科学)の自宅2軒を強制捜査した。その数時間後、大学は何の説明もなく同氏を解雇した。王氏は著名なサイバーセキュリティー専門家で、同大学に20年勤務していたが、この一連の出来事で同氏にまつわる謎は深まった。その数週間前、大学のウェブサイトの教員紹介から突然、同氏のページが消えていた。王氏が申告せずに中国と協力しているとの疑惑を巡り、大学側が調査を進めていたことが後に判明した。だがFBIの捜査との関連は不明のままだった。大学は王氏の解雇に関してコメントを控えた。最近、教員1人が捜査対象だと知らされたと述べたものの、「FBIの指示で」これ以上は言えないとした。