米国防総省の高官らは3月、中国との戦争を想定した20件を超える極秘兵器プログラムについて米実業家イーロン・マスク氏に説明する準備を進めていた。だが、同省の最高法務責任者が介入したことで中止された。事情に詳しい関係者らが明らかにした。国防総省のチャールズ・ヤング法務顧問代理は、マスク氏に提示する予定で作成している文書に、中国に関連する軍の最高機密指定「特別アクセスプログラム」29件に関する情報が含まれていることを知った。ヤング氏は、日本を訪問中だったピート・ヘグセス国防長官の上級補佐官に連絡を取り、ヘグセス氏が中国に関する計画をマスク氏に明かすことを承認したかどうかを尋ねた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認したテキストメッセージによると、ヤング氏は「皆さんが戻って話し合うまで、この文書は保留にする」と書いた。
米国防総省、対中軍事機密をマスク氏に説明する準備をしていた
中国との戦争を想定した20件を超える極秘兵器プログラムについて説明する準備を進めていた
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