ワザ26 エアコンの大敵が窓。厚めで床下まで覆うカーテンで冷気や熱を遮断。省エネ性と快適性を格段に向上させる内窓の設置も検討しよう。

ワザ27 洗濯の水道代は縦型洗濯機で1回約40円、ドラム式で約22円。年間では1万円超になる家庭も多いので、風呂の残り湯の利用は必須だ。

ワザ28 トイレの流すレバーの大・小を厳格に。大半のタンクが、小なら大より2リットル節約に

ワザ29 スーパー等の無料給水サービスをフル活用。ミネラルウォーター代も水道代も節約できる。

ワザ30 シャワーは節水の大敵。使うなら節水型ヘッドへ交換

ワザ31 電球はすべてLEDに交換。昔はLED電球も高価だったが、今では100円ショップでも買える

ワザ32 ガスコンロの吹き出し口の汚れは効率悪化要因なので掃除を。

ワザ33 プロパンガスは安い業者を探すか可能なら都市ガスへ切替

ワザ34 家電は新型へ買い替えると、以降は節約状態が持続できる。例えばエアコンの最新機種は10年前の機種より17%省エネ「6畳用で12年前のモデルを最新機種にすると年間3348円の節約です」(武藤さん)。東京都では省エネ家電への買替で最大8万円補助される制度もある。

【医療&教育費の節約】世田谷区は高校生の授業料や医療費
小・中学校の給食費などが無料!

 最後は医療&教育費部門。知ると知らぬでは大きな差を生む。補助金などがもらえる制度はフル活用する一方、そのままだと多く支払ってしまうルールはできるだけ回避しよう。

ワザ35 医療や教育へ支援の手厚い自治体に住む。医療・教育費という大きな支出を抑えるためには、支援の手厚い自治体への引越しまで選択肢にしよう。

 例えば東京都世田谷区は高校生の医療費、小・中学校の給食費、高校(私立含む)授業料の全てが無料。一方、多摩川を挟んだ神奈川県川崎市は全て有料で大きな差がある。

ワザ36 多くの中学や高校では卒業生などの不要になった制服の頒布会がある。入学前でも頒布会の日程を調べて、制服を無料で入手する。

ワザ37 大きな介護用品は「福祉用具購入費制度」の活用を。介護用トイレなどの購入への補助が、年度ごとに10万円までもらえる。

ワザ38 介護用品の小物は100円ショップでそろうものは、それで十分機能する。

ワザ39 「出産・子育て応援事業」は妊娠時と出産時にそれぞれ5万円分のギフト券がもらえる。2023年から開始した新制度なので、知らない人も多い。もらい忘れのないように。

ワザ40 子ども服は中古で。ドレスや正装ほど着る回数が少なくサイズアウトしがちなので新品同様が多い。

ワザ41 子ども服はユニクロのネットストアの値下げ品が安くて高品質でおススメ。近所の店舗を受取場所に指定すれば、送料も無料だ。ルミネ内のユニクロは、ルミネカードで支払うと5%オフで買える。

ワザ42 ランドセルは半年以上前の「早割り」かアウトレットが安い。

ワザ43 教育動画は教育系YouTuber(ユーチューバー)がしのぎを削っていて超高レベル。塾へ行かずに評判のいい無料動画の授業でも受験対策は可能