いちばん売れてる月刊マネー誌『ダイヤモンド・ザイ』で、常に人気ランキング上位の連載が「読者の情報交換スポット・ザイクラブ」だ。読者、つまりフツウの個人投資家の本音や失敗がたっぷり読めると大好評。お題は毎回2つ。月替わりのテーマと、投資エピソードだ。今月のテーマは「教えて!みんなの“ネット証券”活用術」。証券会社を選んだ理由や、アプリの活用法、オススメのサービスまで、読めばオトクな情報満載! ためになってクスリと笑える、個人投資家のリアルな声をお届け!(ダイヤモンド・ザイ編集部)
ネット証券は1社に絞るか、複数使うか
アプリの使い勝手や知る人ぞ知るメリットも

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今月のお題は『教えて!みんなのネット証券活用術』。株式投資を始めるにあたって、まず最初に迷うのが、証券会社の口座開設だ。世の個人投資家は、どんな理由で、どこで口座を開いているのか? いま使っているネット証券で、便利な機能や使い方は? ザイ読者のネット証券活用術をお届けする。
1つめの質問は「ネット証券は何社利用していますか?」
最も多かった回答が「1社だけ」の36%だ。一方で、「複数の証券会社を使い分けている」人が、全体の6割を占める結果に。その理由は、リスク分散のため、キャンペーン特典を得るためなど、さまざまだ。
──メインで使っている証券会社が、システムメンテナンスなどで休止している時に、サブの証券会社のアプリで情報を得ています。2社以上の証券口座を持っておくと、とても便利で、情報の取りこぼしが減ります。(栃木県・30代男性)
──4つの口座を開設。資産株(電力株、銀行株等)、売買する株(キャピタルゲイン用)、優待株、ミニ株に分けて取引をしています。(三重県・50代男性)
──チャンスを逃さないよう、キャンペーンなどは必ずチェック。まだ使用していない証券会社も、いいキャンペーンがある時に口座を開設しています。(鹿児島県・40代女性)
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大人気キャラと一緒に気になる株を探せる!
2つめの質問は「利用している証券会社を選んだ理由は?」
1位は「手数料の安さ」。ただじつは、主要ネット証券はNISAでの取引はすべて無料。それ以外の取引も非常に低価格で、ほぼ横並びなのが実状だ。2位の「銘柄数」に関しても、各社、大差ない状況だ。
そこで、差がつくのが、アプリや情報ツールの充実度。今回のアンケートで最も多くのコメントが寄せられたのも、証券会社のスマホ向けアプリの話だった。複数のネット証券を活用する理由も、これらを使い分けるためという人が多かった。

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──SBI証券のアプリで、仕事の合間にサクッと取引。画面も見やすく、取引はこれ一択です。情報収集は、moomoo証券。キャンペーンに釣られて利用し始めましたが、情報量が多く、気になる情報がすぐ得られて魅力的です。(徳島県・30代女性)
──楽天証券の「iSPEED」は簡単に売買ができ、資産づくりアプリ「iGrow」でポートフォリオも簡単に把握できるので、とても便利です。(千葉県・20代男性)
──マネックス証券の「銘柄スカウター」は、過去5年間のPER、配当利回りなどが確認できて便利です。(山口県・20代男性)
──松井証券の「株価ボード」は100銘柄が一目できて超オススメ。比較検討がしやすく、数銘柄のスイングトレードに大活躍。全登録数は200銘柄なので、優待銘柄の管理にも使い勝手がいいです。(兵庫県・60代男性)
──大和コネクト証券のアプリ「コネクト」は、可愛くて画面が見やすい! 配当や優待がもらえる権利確定日がいつなのかがすぐわかります。気になる株があったら、まず大和コネクト証券で検索しています。(栃木県・40代女性)
また、サービス面やスペシャルな情報収集で、ネット証券をご贔屓にしている人もいる。
──SBI証券は、電話予約サービスがあるのが助かりました。普通に電話すると待ち時間が長いので、特に急ぎでない問合せの場合は、翌日以降の予約で十分。(埼玉県・50代女性)
──マネックス証券は、毎週月曜日の夜にアナリストの広木隆さんの無料オンラインセミナーがあります。最新の投資関連情報が得られて、雑談もおもしろい。年1回の顧客イベントもあり、対面イベントも充実しています。(埼玉県・50代女性)