4位の企業には年収5900万円超の社員もいる
2位は、旧富士銀行(現みずほ銀行)系の大手不動産ヒューリックで、平均年収は1908.0万円、平均年齢は38.6歳だった。同社は、東京23区など都心部を中心にオフィスビルや商業施設などを保有し、不動産開発・賃貸事業などを営んでいる。
3位は、大手海運会社の商船三井で、平均年収は1675.5万円、平均年齢は37.3歳だった。ケミカル船をはじめとするエネルギー事業や自動車船事業が業績好調で、ドル高の影響などもあり、売上高は1兆6279億円だった。
4位は半導体製造装置メーカーのディスコで、平均年収は1507.1万円、平均年齢は37.0歳だった。なお、同社の採用ページでは、従業員の年齢や在籍年数などに分けて、平均年収を見ることができる。人数は非公開だが、23年度は40代で5900万円を超える社員がいるなど、業績や個人のパフォーマンス次第で平均年収を大幅に上回るケースがある。
5位は、ソフトウエアの企画・開発などを行うジャストシステムで、平均年収は1428.2万円、平均年齢は38.9歳だった。同社はワープロソフト「一太郎」で知られるが、近年はタブレットで学ぶ通信教育「スマイルゼミ」が好調だ。
今回、平均年収が600万円以上だった企業は355社あった。業種別に見ると情報・通信が102社と最も多く、サービスが46社、卸売業が31社と続いた。
(ダイヤモンド・ライフ編集部 宝金奏恵)