アルファベット傘下のグーグルは、中核である検索事業を脅かす人工知能(AI)チャットボットの波に直接対抗しようと、屋台骨である検索エンジンを全面的に刷新している。グーグルは検索ページで「AIモード」と呼ばれる新機能の提供を開始した。このモードを選ぶと、通常の青いリンクの一覧ではなく、チャットボットとの会話形式で検索クエリに応答する。20日の開発者会議で発表したAIモードは、米国のユーザー向けに検索タブとして追加される。AI新興企業は、グーグルの看板商品で最大の収益源である検索エンジンにとって脅威となっている。グーグルの新機能の導入は、AI新興に対抗するこれまでで最も野心的な取り組みだ。アルファベットのスンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は、「より高度な推論機能を備えた検索の全面的な再構築」と説明した。「AIプラットフォームのシフトにおける新たな段階に突入しており、数十年にわたる研究が現実のものとなりつつある」と述べた。
グーグル、「AIモード」検索導入 新興企業に対抗
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