米アルファベット傘下のグーグルほど人工知能(AI)を多くの人の手元に届けられる企業はない。だがそれだけでは不十分かもしれない。グーグルは20日の年次開発者会議で冒頭の2時間を費やし、AI開発の最新の成果を披露した。3Dビデオ通話やリアルタイム翻訳、AIアシスタントなどだ。米国向け検索エンジンに「AIモード」を追加し、リンク一覧より複雑な回答も提供できるようにする。スタットカウンターのデータによると、グーグルは現在、世界の検索の約90%を占め、同社の基本ソフト(OS)「アンドロイド」は世界のスマートフォンの約4分の3に搭載されている。電子メール「Gメール」やインターネットブラウザー「クローム」なども普及しており、グーグルはこれらを合わせた巨大プラットフォームを通じて新機能やサービスを提供できる。
グーグルのAI戦略、投資家の信頼まだつかめず
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