トランプ米政権は22日、ハーバード大学の外国人留学生の受け入れ資格を取り消した。米国で最も著名な同大への圧力を大幅に強め、財務にさらなる打撃を与えようとする動きだ。ハーバード大には約7000人の留学生が在籍しており、全米の多くの大学と同様に、授業料を満額支払うことが多い留学生からの収入に依存している。トランプ政権は反ユダヤ主義と多様性・公平性・包摂性(DEI)への懸念を理由に、すでに同大への数十億ドル相当の連邦研究助成金の支給を停止した上、免税資格の取り消しも辞さない姿勢を示している。政権は4月、ハーバード大が一連の要求に従わなかったため、留学生の受け入れ資格を取り消すと警告していた。政権側の要求には、同大が連邦政府の監督下で教職員、学生、スタッフの見解を「監視」することなどが含まれている。
トランプ政権、ハーバード大の留学生受け入れ資格停止
有料会員限定
あなたにおすすめ