広報活動を代行するPR会社は、顧客企業を取り上げるよう提案するメールを毎日、記者たちに送っている。だが3月に届いたこの売り込みは、大量のメールの中でも目を引く変わった件名だった。「あなたは大勢の命を奪うがんよりも、テスラを気にかけている」メールの文面は、大腸がん検査を開発するドイツ企業マインツ・バイオメドの取り組みよりも、米電気自動車(EV)大手テスラの決算発表やセレブのゴシップを優先する米国の記者たちの態度を?責(しっせき)するところまで踏み込んでいた。
生成AIは「広報」の強い味方か、スパムを量産するだけか
メールでの売り込みにAIを導入し、正確な調査結果のために顔認識技術を活用するなど、広報のプロはあらゆる方法を試している
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