イスラエルは13日未明、イランの核プログラムを標的とする広範な攻撃を実施した。イラン国内の数十カ所が標的となった今回の作戦により、中東地域は先行きが見えない新たな衝突に突入した。イスラエル軍当局者は今回の攻撃について、イランの核プログラムや他の軍事施設、また軍司令官や核科学者を標的にしたと述べた。イスラエル政府は数十機の航空機が13日未明に第1波の攻撃を完了したとしている。イランの国営メディアによると、イラン革命防衛隊(IRGC)のホセイン・サラミ司令官が、イスラエルによるイランへの攻撃を受けて死亡した。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、「われわれはイランの核濃縮計画の中枢を攻撃した。イランの核兵器化計画の中枢を攻撃した。イランの主要な濃縮施設であるナタンツも標的にした。イランの爆弾開発に携わる主要な核科学者らを標的にした。さらにイランの弾道ミサイル計画の中枢も攻撃した」と述べた。