
金(ゴールド)価格は史上最高値の更新が続き、この10年で約3.5倍に。ここまで高くなると、今買っていいのか悩むところだが、「この先まだまだ上がる」と見ているプロは多い。そこで今回は、NISA(少額投資非課税制度)で税金ゼロで買える「金投信」を紹介! ひと口に金投信といっても投資対象はバラバラ。以下では4つのタイプの金投信を紹介するので、自分に合ったものを探してほしい!(ダイヤモンド・ザイ編集部)
「ダイヤモンド・ザイ」2025年8月号の「金は投信で税金ゼロで買え!」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。
金投信のタイプ別メリット・デメリットを解説!
特徴を知って自分に合った投信を見つけよう
金を投資対象とする投資信託(以下、投信)は、以下の4つのタイプに分かれる。
タイプ(1):日本の金ETFで運用
タイプ(2):海外の金ETF1本で運用
タイプ(3):複数の海外の金ETFに分散投資
タイプ(4):金の地金を実際に購入
いずれも投信ということで、ETFより少額から投資できる点が共通のメリットだ。ただし、それぞれに少しずつ異なる特徴もあるので、順に説明していこう。
まず、タイプ(1)(日本の金ETFで運用)は、東証に上場している日本の金価格に連動するETFが投資対象になる。ETFの「純金上場信託(1540)」が実際に金を購入し、国内に保管。それを裏付けとして、国内の金価格に連動を目指す。
このタイプのメリットは、国内の円建て金価格に連動するので、わかりやすいこと。さらに、国内の金価格なので時差がないこと。裏付けとなる金を国内で保管している安心感も魅力だ。逆にデメリットとしては、ETFが人気化して価格が上昇すると、実際の金価格より割高になる点が挙げられる。
NISAで買えるタイプ(1)の金投信は、現在「ファインゴールド[三菱UFJ 純金ファンド]」(三菱UFJ)のみだ。