イスラエル軍は8日、ガザ北部でイスラム組織ハマスの待ち伏せ攻撃を受け、兵士5人が死亡したと発表した。イスラエル軍の犠牲者が相次ぐ中、戦争終結を巡る議論に拍車がかかっている。イスラエルとイランの12日間にわたる戦争が6月末に終了して以降、ガザ地区では少なくとも17人のイスラエル兵が死亡。これはハマスが主導した2023年10月7日の攻撃を受けて始まった戦闘以来、最も死者の多い期間の一つとなっている。また戦争開始から21カ月が経過してもなお、ハマスがゲリラ戦を展開できることが示された形だ。今回死亡した5人の兵士は、イスラエルとの国境に近いガザのベイトハヌーンで7日夜に殺害された。ベイトハヌーンはイスラエル軍が数多くの地上作戦を展開してきた場所として知られる。
ガザでイスラエル兵の死者増、戦争終結めぐる議論に拍車
6月末以降、少なくとも17人のイスラエル兵が死亡 23年10月以来で最多水準
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