脳の仕組みを利用して
行動を設定する方法

「今日からこれを習慣にしよう!」と思ったら、つい私達は張り切って、欲張って、大きな設定をしようとするものです。家の隅々まで掃除機をかけようとか、窓を全部拭こうとか、結構な重労働を設定していませんでしたか?

 それがうまくいかないのは、脳の性質にあります。

 私たちの脳は大きな変化を嫌います。

 だから、張り切って最初に設定した大きなタスクを、大きな変化と捉えて、拒否しようとするんですね。

 2日目くらいまでは、なんとか勢いや気合いでできたとしても、3日目には、その大きな設定を大きな負担に感じて、「あーしんどい。大変だな」とイメージしちゃった結果、今までと変わらない行動に戻ろうとするんです。

 つまり、張り切りすぎていることが変化を嫌う脳にバレて、拒まれてしまっていたから続かなかったということなんです!!

 あなたが怠け者だからじゃないんです。

 ただ脳にバレてうまくいかなかっただけ。

 なので、考え方から根本的に変えて、小さい行動設定をすることが3日坊主を脱する鍵になるんです。

 人生の途中まで、3日坊主どころか、1日坊主だった私も、「何か私にできるヒントがあるはずだ!」と思い、散々色々試していった結果、この考え方に辿たどり着きました。

「小さく動くことにこそ意味がある」

「脳にバレないように行動を設定する」

 この2つのポイントを押さえて習慣を取り入れた結果、みるみるお部屋の状況が変わっていき、リバウンドしなくなりました。

 そして、習慣の効果に驚きました。

 習慣って、脳の無意識に近い部分を使って行動するので、「しんどいなぁ」とか「大変だなぁ」とかいう「感情」をほとんど通さずにできるんです。

 これって、すごいことだと思いませんか?