先月発生したエア・インディア機の墜落事故を巡り、調査当局はパイロットの行動に焦点を当てている。米当局者らの初期評価に詳しい関係者らが明らかにした。現時点では、ボーイングの「787ドリームライナー」には問題がなかったとみているという。関係者らによると、予備的な調査結果では、2基のエンジンへの燃料供給を制御するスイッチが切られ、離陸直後に推力が失われたことが示されている。パイロットはこのスイッチを使用してエンジンを始動、停止、または緊急時にリセットする。このスイッチは通常の場合、飛行中はオンになっているが、切られていた背景は不明だという。関係者らはまた、これが事故だったのか意図的だったのか、あるいはスイッチを入れ直そうとしていたのかも不明だと述べた。