米アップルが自動車レースの最高峰「フォーミュラ・ワン(F1)」の米国放映権取得に向け、年間で最大1億5000万ドル(221億円)のオファーを提示していることが分かった。事情に詳しい関係者らが明らかにした。同社は契約獲得に最も近い立場にあるという。米メディア大手リバティ・メディアが2017年に買収したF1は、現在は娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニー傘下のESPNと契約を結んでいるが、アップルの提示額はこれを大幅に上回るものとなる。米国内ではF1の人気が大幅に高まっているものの、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が以前報じたところによると、リバティ・メディアが1億5000万ドル~1億8000万ドルを求めていた放映権パッケージへの関心は低調だった。