米グーグルが人工知能(AI)向けコーディングを手掛ける新興企業ウインドサーフに約24億ドル(約3540億円)を支払い、同社の技術を使用するライセンスを取得する他、ウインドサーフの最高経営者(CEO)や一部の従業員を雇い入れることが分かった。事情に詳しい関係者らが明らかにした。ウインドサーフを巡っては、対話型AI(人工知能)「チャットGPT」の開発元である米オープンAIも買収に向けて協議を行っていたが、交渉が行き詰まっていた。アルファベット傘下のグーグルは、AI部門のディープマインドでエージェンティック(人間による介入なしに先手を打つように行動する)なAI向けのコーディングに注力するため、ウインドサーフの従業員を少数採用する。またウインドサーフの技術の一部についても、非独占的なライセンスを取得するという。