米半導体大手エヌビディアは、中国への人工知能(AI)向け半導体「H20」の販売を再開することについて、トランプ政権から承認を得たと明らかにした。同社のジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)は数日前、ドナルド・トランプ大統領と会談を行っていた。商務省は4月、この半導体の販売を制限したため、エヌビディアには数十億ドルの損失が生じていた。今回の方針転換は時価総額4兆ドル(約590兆円)の同社や、今週北京を訪問中のフアン氏にとっては朗報となった。エヌビディアによれば、トランプ政権は、商務省によるライセンス付与を経て同社は中国へのH20の販売が認められることになると述べている。またエヌビディアは近く出荷を再開する予定だとも明らかにした他、米政府が設けた輸出基準を全て満たすよう、性能を抑えた新しい半導体も開発し、中国に出荷できるようになったとも説明している。
エヌビディア、中国向けAIチップの販売再開へ トランプ氏との会談受け
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