まだまだある京都の妖怪イベント

京都で妖怪に出会える場所は寺社に限りません。家族連れでも楽しめるイベントをご案内しておきましょう。漢字ミュージアム(東山区)では、企画展「妖怪漢字 魑魅魍魎 百鬼夜行」が開催されています(10月13日まで)。同じ名前でも姿の異なる日本と中国の妖怪比べ、京都の妖怪&幽霊にまつわるスポットを紹介する「京都妖怪マップ」など、漢字を学びながら妖怪の知識も得られる一石二鳥の展示です。
第57回でクラゲ風鈴をご紹介した京都水族館(下京区)から。7月26日から8月24日の夏休みの間、通常午後6時までの営業時間を8時まで延長し、「夜のすいぞくかん」を開催します。期間中は、妖怪⁉ と見まがうばかりのいきもの8体がブラックライトに浮かび上がる特別展示「水族妖怪通り」も(9月30日まで)。「ギョロっとブルーベリーかき氷」「抹茶海坊主ラテ~ストロベリーを添えて~」など、この期間限定の妖怪スイーツも楽しめますよ。
地下鉄「烏丸御池」駅すぐの京都国際マンガミュージアム(中京区)では、8月23日(土)13時から、おとな妖怪教室 「ドロドロ、デンデデン―死んだ女を愛する男たち―」が開催されます。荒俣宏館長による妖怪話やワークショップを楽しむ「こども妖怪教室」が夏休みの恒例でしたが、今回は大人が対象に。館長と京都精華大学名誉教授・堤邦彦氏によるトークショー、怪談朗読団体「百物語の館」による怪談朗読の2部構成、先着100人の事前予約制ですのでお早めに。
秋にも妖怪イベントは続きます。今年3月の日本アカデミー賞を席巻した「侍タイムスリッパ―」の主要舞台となった東映太秦映画村(右京区)。新しい試みを重ねて人気を盛り返し、来春には全面リニューアルを控えています。9月13日から11月30日まで、「怪々YOKAI祭2025」が開催されます。行き場を失った妖怪たちが新たな住処(すみか)を探して大移動。たどり着いたのは映画村……というストーリー。昨年は時代劇のロケ地として江戸時代の街並みが再現されている街中をうずまさ百鬼夜行が練り歩きました。8月上旬にはイベントの詳細が公開されるそうですので、要チェックです。
