嵩がお祝いに描いた絵
のぶがすごく似ている!
太陽のように明るい健太郎に惹かれ続けたメイコ。健太郎もまたメイコに支えられていたことを自覚した。闇市で再会したときのメイコに彼も希望を見出していたのだ。「素人のど自慢」が好きと言っていたメイコに影響されてNHKに入ったというのだ。すごい影響力。
こうなればトントン拍子。ほどなく(半年ほど後)ふたりは健太郎の故郷・福岡で結婚式を挙げる。
カフェに集まった、のぶ、嵩、蘭子、メイコ、健太郎。
健太郎は、のぶと蘭子を「お義姉さん」、嵩を「お義兄さん」と呼ぶ。
結婚式のシーンが撮影できないようで、のぶも蘭子も仕事で参列できなかったことにして、嵩が結婚式にみんなが揃っている絵をお祝いに描いた。亡くなった人(釜次やくらや豪)も行方不明の人(ヤムおんちゃん)もあんぱんも描かれたすてきに幸せな絵だった。ちなみにこの絵ののぶはすごく似ている。
朝ドラでは大切な人たちが一緒に写った写真が小道具でよく登場するのだが、いない人も一緒に描ける絵は夢の装置だ。子どものとき、嵩がのぶと結太郎(加瀬亮)の大切な記憶を絵にしたときから、この物語は絵の力をリスペクトした物語だということは示されていた。
