「歩くだけで寿命が延びるなんて嘘くさいなあ…」

 このように訝しむ方もいるかもしれませんが、じつは日頃から効果的に歩けている人は少なく、同時に有用な歩数を確保できている人も多くありません。

 そこで、足腰に問題がなく、歩くことに不安のない人は、手始めに3000歩に相当する30分を「いきいきウォーキング」に置き換えてみましょう。

図表:理想的なウォーキング同書より転載
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図表:ダラダラの歩き方同書より転載
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 このときのポイントは、息切れしない程度の早歩きをすることと、30分連続で続ける必要はないことの2つです。

 息切れしない程度の早歩きとは、無理なく会話が続けられることがひとつの目安になります。

 また、1日の合計で30分を確保すればいいので、5分を6回、10分を3回、あるいは5分2回+10分2回など、生活リズムに合わせて調整すればOKです。

自分に合った歩数から始めて
少しずつレベルアップしよう

 一方で、普段からあまり運動をする習慣がない人や体力に自信がない人もいるでしょう。小分けしていいとはいえ、30分も歩く時間を確保することが大変な人もいると思います。

 その場合、まずは歩数計などを使って自分自身の日頃の歩数を知り、1日に500~1000歩増やすことから始めてみてください。