東大にかぎらず、どの大学であれ、就職の進路であれ、部活動であれ、仲間を見つけやすいことが生徒にとってはとても重要なのです。そのために重要なのは人数です。ネットの学校だから、仲間は全国にちらばっていていい。ネットでつながればいいのです。

他にもN高の「eスポーツ部」は、全国の高校生eスポーツ選手が集まる大会で毎年のように優勝しています。N高の他にもeスポーツが強い高校はありますが、そういう高校の多くはeスポーツの専門コースをつくって授業に組み込んでいる学校です。毎日、プロが指導している学校です。その結果、授業で教えている特定のゲームに関しては、N高並みに強い高校が最近は現れています。
でも、N高の場合は、どんなゲームでもまんべんなく強い。強さの秘訣はずばり、N高の生徒数が多いので、どんなゲームでも全国から強いプレイヤーが集まってチームをつくれることなのです。
これはあくまで一例ですが、さまざまな興味を持って、さまざまな進路をめざす生徒が、ネットを通じて仲間に出会える可能性が高いことが、N高の持つ本質的な利点です。
だから、全員が似たようなレベルの大学受験をめざす高校を評価するような尺度でN高を比較するのは間違っています。