転倒予防のため
バランス訓練も大切

また、通勤のバスや電車のなかで、つり革を持たないで立つことでもバランス訓練ができます。深呼吸でお腹に力を入れて、お腹をへこませる訓練は腹筋強化のために意識して行うことが必要ですが、バランス訓練は下腹部を引き締める効果と転倒予防になります。
バランスはBBS(Berg Balance Scale)を利用して、56点満点で評価します。
45点以下に低下すると、転倒するリスクが高まるので、下半身の強化が必要になります。関節可動域は、大きな関節である股関節、膝関節、脊椎、肩関節、肘関節などを十分に伸展と屈曲することが重要です。
意識しない状態では屈曲した状態が長く続き、関節が伸びなくなってしまいます。関節可動域が保たれると、しなやかな動きで柔軟性が高くなり、関節の疼痛が予防できます。
健康医学では、生活習慣病を学び、筋肉、骨、脳神経についての知識を学び、生活習慣病の改善の仕方を学びます。加齢とつき合い、心身を大切にするケアを定期的、季節ごとに行うことが必要です。