E判定から合格した水島莉理さん(立命館慶祥)は
英語で数学を解説するチャンネルがお気に入り
中学校3年間は全く勉強しませんでしたが、成績は良かったので安心していました。高校でもそんな調子でしたが、高2夏の東大実戦で理3がE判定だったので、人生初のE判定に悔しさと衝撃を覚え、本気で頑張ろうと決心しました。
当時はまだ東大入試の形式も知らず、英語の試験でリスニングがあることや、数学が6問だということもその時初めて知りました。
英語はできたので、東大実戦の合計199点のうち100点が英語で、ほかの教科をなんとかしないとまずいと思いました。
また、YouTubeで、『Mathematics Monster』という数学を解説するチャンネルをよく見ていました。
このチャンネルのホームページには大量の問題が載っていて、YouTubeで解説も見られるので、重宝していました。
スマホは使い方次第で
受験生の敵にも味方になる
英単語アプリ「mikan」や、勉強の進捗管理ができる「スタディプラス」は、多くの受験生に利用されていました。
YouTubeで英語のリスニングを強化したり、インスタグラムの勉強アカウントで情報交換をしたりと、スマホを学習に生かす工夫が見られます。

2025年(原文では、この「年」は入っていません。プレビュー時に版元さんに要確認)度は、ChatGPTやClaudeなどのAIツールを活用していた人もいました。特に英作文の添削や、疑問点の確認など、「人に聞く時間がないときの相談相手」として重宝されていたようです。
さらに注目したいのは、「努力の見える化」に関する使い方です。勉強時間の記録や、日々の成果の共有を通じて、モチベーションを保ち、孤独感を紛らわせていたという声も多く寄せられました。
便利なツールに頼るのは悪いことではありません。ただし、そのツールを「使いこなす力」が必要です。
スマホに振り回されるのではなく、自分の勉強スタイルに合わせて活用していくこと。それが現代の受験生に求められている姿なのだと思います。