曖昧なことは
準備しないほうがいい
何を準備していいのか分からないような、曖昧なことに関しては、いっそ準備をしないほうがよいでしょう。
本当は、すべて「行き当たりばったり」で生きられるなら、それが一番不安は減ります。
しかし、なかなかそうもいかないと思いますので、準備をするとしても「具体的な準備がわかるところまで」でやめて、あとはもう考えない、というのが良いのです。
準備すべきこと
すべきでないことの境界線
例えば、講演会や結婚式のスピーチを頼まれたとします。さすがに何も準備しないで喋れる人は少ないので、原稿を用意したり、時間を測ったりするでしょう。
私も「3回通して言えたら大丈夫」など、ある程度期限を区切って準備します。このように、具体的な作業が明確なものだけ準備すればよいのです。
例外:人生の大一番は後悔なく準備する
もちろん、中にはいくらやってもやり尽くせないものもあります。
例えば、受験勉強のように対策すべき範囲が膨大(無限ではありませんが)な場合、何度やっても不安になりがちです。
しかし、受験はある意味、人生の一発勝負がかかっているともいえますから、「後悔なくやり切ること」が大事です。ですから、こういう時期は「不安になっても仕方ない」とある意味で諦め、不安になることを覚悟の上で頑張って準備することも大切です。
日常では「最低限の準備」と
「行き当たりばったり」で
ただ、受験のような特殊なケースを除いた日常的なこと、例えば旅行の準備などに関しては、準備をしすぎるとかえって不安になります。
準備は「目に見えている最低限のこと」だけをやって、あとは行き当たりばったりで行く、というのが結構よい方法だと思います。



