惣菜のブラッシュアップ
惣菜については、弁当価格は、スーパーが高騰しているに対し、100円ほど低い価格設定で維持されている。しかし店舗内調理ではないことから、やはり日持ちを考慮して味が強い傾向があった。
最近、力を入れ始め、おかずは、小ポーション(1人前程度)にし、賞味期間を延ばしながら鮮度感を保つ“窒素充填”の惣菜を小ポーションで販売しているのが特徴的である。
ひじき煮119円 筆者撮影
安さではないこだわりの惣菜への進化が進み、仮定の延長線上にある「第3の食卓」として存在感を強めている。
都心では「もはや小型スーパーだけが出店として成り立つ」
出店コストの上昇により、大型店の新設はますます難しくなっている。そのなかで、小型スーパー業態は都市生活に最も適したフォーマットとして注目されている。
スーパー関係者の間では「もはや小型スーパーだけが出店として成り立つ」とさえ言われているのだ。
九州地盤のトライアルカンパニーは、小型スーパー「トライアルゴー」で関東進出し、AIカメラで低コスト運営を、今後、打ち出していくだろうと見られる。
このような状況下でも、まいばすけっとの「在庫5日で一巡する冷蔵庫モデル」は独自性を放っている。
AI需要予測や省人化が進む時代においても、「面で支える冷蔵庫」という発想はリテールの進化を方向付ける指針となるだろう。







