商品提供にも挑戦
片づけは比較的楽に完了

 だいぶ慣れてきたので暇な時にはお店を回り、お客様が飲み終えたグラスや、回転寿司のお皿以外の済んだ食器を受け取って片付けるという作業も行いました。

 テーブルがそんなに広くないので、済んだものは先に片付けておくとお客様も落ち着いてお食事できますし、お帰りになった時のバッシングの手間も減って楽になるんですよね。ホールのベテラン社員さんがやっているのを真似してやってみたら「いいじゃん!」という感じでアイコンタクトを送ってくれて激アツでした。

 徐々に信頼を獲得できたのか、板前さんから「あそこのボックス席にこのお皿、持っていってください。右からアジ、のどぐろです」などと商品提供の仕事を頼まれるようになったのも、うれしかったですね。

 お客様は家族連れやカップル、インバウンドな方々などさまざまな方がご来店していました。ちょっと高級路線の回転寿司ということもあってか、全体的にマナーの良いお客様が多く、客層が良いと感じます。

 海外からのお客様もタッチパネルで問題なくオーダーされており、皆さんお寿司をおいしそうに召し上がっていました。きれいにお食事される方が多かったので、お食事が終わった後のテーブルの片付けも比較的楽だったような気がします。

 閉店時間に向けて思ったほど客足は伸びず、比較的落ち着いた中で仕事をして無事閉店となりました。

 閉店後の片付けや掃除なども手伝ってから退勤。6時間ぐらい店内をひっきりなしに歩き回っていたので結構疲れましたが、はじめての回転寿司店のスキマバイトは刺激的で楽しくお仕事できました。

「次はもうちょっと大衆的な回転寿司店にもスキマバイトで行って比較してみたいな」なんて考えながら、帰路についたのでした。

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