イメージ写真親が知らない子どものホンネとは?(写真はイメージです) Photo:PIXTA
*本稿は、現在発売中の紙媒体(雑誌)「息子・娘を入れたい会社2026」の「就職活動『親子の意識のギャップ』はどうなっているのか?」を4回に分けて転載したものです。

時代とともに就職に対する意識も大きく変化する中、親子はどのような意識のギャップを抱え、就活に挑んでいるのだろうか? アンケートをもとに親子のホンネを探り、2人の専門家からのアドバイスとともにお届けする。(取材・文/編集部、イラスト/PIXTA)

親は「語学力」や「資格」が有利と考え
子どもは「リーダーシップ経験」を重視する

 就活中の子どもとその親は、どのようなギャップを抱え、対応したのだろうか。親子の意識の違いについてアンケートを実施した。第2回は、より詳しく親子のギャップの在り方について結果を見ていきたい。

 オールウェイズ代表・就活コーチの廣瀬泰幸氏が注目したのは、Q7の結果だ。

「語学力や資格と答えた親よりも、リーダーシップを重視する子どもの方が、現在の就活で求められる能力をよく分かっている。親は自分が何も分かっていないことを、よく理解した方がよいでしょう」

 Q8のサポートでは金銭が圧倒的に評価されたものの、食生活、就活へのアドバイスも、4割以上が支持している。東京家政学院大学理事・佐々木ひとみ氏は、特に母親を頼りにしている子世代が多いのではないかと考察する。

佐々木ひとみ氏顔写真佐々木ひとみ
ささき・ひとみ/東京家政学院大学理事・キャリア支援センター長。東京家政学院大学生活共創学部特任教授。元早稲田大学常任理事、キャリアセンター長。キャリア教育・インターンシップの体制づくりに深く関わってきた。
廣瀬泰幸氏顔写真廣瀬泰幸
ひろせ・やすゆき/オールウェイズ代表・就活コーチ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。リクルート入社。 管理職として10年間勤務しながら、大企業からベンチャー企業まで1000社を超える企業の採用と人材育成を支援。