「親世代と比べて、現在の親子関係はとても密接です。中学受験の頃から二人三脚で頑張ってきた経験のある子どもは、就職も母親に相談する。専業主婦が多かった一昔前とは異なり、現在は大卒で社会人として働き続けている母親が多いのも大きな違いです」
子どもの成長を促すために
親が気にすべきこととは何か?
Q12の「子どもの就職に関する親としての期待」では8割以上が子どもの意思を尊重したいと回答している。Q14~16の「就活で意見が異なったときにどうしたか?」についての回答でも、子どもの意見を尊重している様子だ。
佐々木氏は、親はとにかく見守る姿勢でいることだと力説する。
「親が先手を打ってサポートしすぎると、子どもが一生懸命努力しながら就活を突き詰めていく力を損なってしまう。とにかく子どもの成長を見守ってあげてください」
密な親子関係を背景に、今や就活をめぐる親子関係はギャップが生むあつれきよりも、親の過干渉をより注意すべき時代となっているようだ。
アンケート概要
ダイヤモンド社「ダイヤモンド・オンライン」ユーザーへの「お子さんの就職に関するアンケート」、ダイヤモンド・ヒューマンリソース(ダイヤモンド就活ナビ)会員への「就職に関するアンケート」(共に2025年9月22日~10月10日実施)より。就活生の子がいる親(保護者)世代と、大学1年生から大学院2年生(就活生)までが対象
【回答者属性】
●親世代 有効回答数:161件(男性=68.32%、女性=29.19%、未回答=2.48%)。年代:30代=1.24%、40代=18.01%、50代=52.8%、60代以上=27.95%
●子世代 有効回答数:99件(男性=48.48%、女性=49.49%、未回答=2.02%)。学年:大学1年=2.02%、大学2年=4.04%、大学3年=32.32%、大学4年=30.30%、大学院1年=22.22%、大学院2年=9.09%
















