資本家っていうのはボードに入ってる人たち以上のことです。
儲けた金の分配は
資本家の間で行われる
『愛国の罠』(佐藤 優、ポプラ社)
労働者は商品化された自らの労働力を差し出して、賃金と交換します。その賃金は、会社の業績に応じて決まるものではありません。業績が決まる前、つまり生産する段階ですでに決まっているんです。
一人ひとりの労働者は弱いので、団結して組合をつくって資本家と交渉をするわけです。
マルクスは「資本家と労働者の間は、権利的に対等である」と言っていますが、「しかし権利的に対等であるところでは、暴力がその水準を決める」とも言っています。
つまり最終的には、背後にある力が決めるわけです。ストライキっていうのは、そういった意味で労働者が最後、働かないっていう形で抗議できる、非常に重要な方法なのです。







