特徴は「学内・研究志向」と
「製造業・技術系志向」

 京大の「就職先企業・団体」ランキングでは、1位が京大、2位が京大医学部附属病院、3位がトヨタ自動車、4位がアクセンチュア、5位が三菱UFJ銀行だった。

 進路選択の特徴は「学内・研究志向」と「製造業・技術系志向」に集約される。

 京大(172人)、京大医学部附属病院(67人)がトップ2で、学部・大学院からそのまま大学や附属機関に進む学生が非常に多い。東大と同様、学内就職が突出しているが、京大の場合は特に研究・医療を含むアカデミック色の濃さが際立つ。

 民間企業でトップとなったのはトヨタ自動車で、以下も三菱重工業、ソニーセミコンダクタソリューションズ、日本製鉄、日産自動車、東京エレクトロンなど製造業が数多く並ぶ。基礎研究力や技術力を強みとする京大の教育・研究成果が、研究開発型企業への就職というかたちで表れている。

 一方で、アクセンチュアや野村総合研究所、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーなどコンサルティング業界も一定の存在感を示している。

 ただし、人数規模や順位を見ると、東大に比べてコンサル一極集中ではなく、製造業やインフラ、医療・製薬分野と分散している点が特徴だ。

 金融機関では三菱UFJ銀行、三井住友銀行が上位に入り、安定した人気を維持している。加えて、伊藤忠商事や大阪ガス、KDDI、JR東海といったインフラ・商社系企業、大林組や鹿島建設などの建設系もランクインしており、社会基盤を支える企業への志向も読み取れる。

 官庁では国土交通省が13位に入ったものの、人数は限定的で官僚志向は強くない。むしろ、研究・技術を軸に、民間で専門性を生かす進路が京大生の基本線となっている。

*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。

【ランキング表の見方】
2025年春の大学別の主な就職先。上位20位以内の企業・団体を掲載。就職先名称は原則としてアンケート調査時点の各大学の回答による。大学により、一部の学部・研究科を含まない場合がある。大学院修了者を含む(調査/大学通信)