「好きこそものの上手なれ」というように、幼い頃や学生時代に興味を持ったことを学び直し、それに没頭することができれば“第二の人生”は素晴らしいものになります。
あなたには、没頭できるものがありますか?
「没頭」はボケ防止にも
寿命を延ばすことにもつながる
「没頭」とは、1つのことに熱中すること。時の経つのを忘れるくらい、何かにはまり込むことです。没頭している時間は、ほかのことを忘れている。この「没頭している時間」が、ストレスを軽減し、脳に活力を与えてくれます――つまり、ボケ防止にも、寿命を延ばすことにもつながるのです。
ストレスとは、つらい、悲しい、イライラする、不安……といったネガティブな感情を忘れられないことに問題があるのですが、好きなことに没頭しているときの脳からは、そんな感情が一掃されます。脳内ホルモンの一つであるドーパミンの分泌が盛んになり、脳内が活性化するのです。
学生の頃、寝る間も惜しんで本を読んだり、映画を観たり、あるいは好きな人のことをずっと考えていたことがありましたよね。
『弘兼流 人生は後半戦がおもしろい』(弘兼憲史、中央公論新社)
ですが、卒業後に就職した会社で激務に追われ、プライベートでは結婚、子育て、マイホーム購入といった経験をした三十数年のうちに、人はかつて夢中になったことを忘れてしまいます。
僕の友人は、60歳近くなってやっと時間ができたので、前からずっと読みたかった本をようやく買って読み始めたところ、残りあと数ページになったところで、学生時代に読んでいたことをようやく思い出したと話していました。
そんなものです。
そこで、“自分史年表”が役に立ちます。学生時代の失われた記憶も、生まれたときから順を追って時系列で辿っていくと、意外と思い出せるものなのです。
“第二の人生”を充実させるためにも、“没頭”できるものを探してみましょう。







