実際の研究データを見ても、自然と触れ合える場所を20分ほど散歩することで、ストレスホルモンのレベルを大幅に低下させることができると明らかにされています。この効果は科学的にも裏付けられているのです(※4)。
煮詰まったときにも
20分の散歩がおすすめ
第3に注目したいのが、創造性やアイデアの発想力に対するプラスの効果でしょう。
スタンフォード大学の研究によると、座っている状態と比較して歩行中のほうが、平均60%も多く創造的なアイデアを生み出せることが実証されています。興味深いことに、歩いた後の座っている状態でも、創造性向上の効果はしばらく続くとされています(※5)。
私自身の経験でも、記事や本を執筆したり、動画のコンテンツを制作したりしているときに筆が止まった際、気分転換に20分ほど散歩をすることがよくあります。毎回というわけではありませんが、何度か「こういうタイトルの記事を書くと面白そうだ」「どうしても書けずに詰まっていた1行が思いついた」という瞬間を経験しています。
そのようなときは、ChatGPTを立ち上げて音声入力で思いついたことを話し、最後に「きれいな日本語にまとめておいて」と指示を出してメモするようにしています。
以上のように、急に30分の隙間時間ができた際、「何をすべきか」と迷っているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまうことは決して珍しくありません。
(※4)MaryCarol R. Hunter, et al.(2019)Urban nature experiences reduce stress in the context of daily life based on salivary biomarkers.
(※5)Marily Oppezzo & Daniel L. Schwartz(2014)Give your ideas some legs: The positive effect of walking on creative thinking.
『仕事ができる人がキリの悪い時間にやっていること』(本山裕輔、サンマーク出版)
それならば、「30分の隙間時間はエネルギー補給に充てる」と、あらかじめルールを決めておくことをお勧めします。
30分は中途半端だからこそ
心身のリフレッシュに振り切る
疲れて眠気が気になる場合は短時間の仮眠を取り、そうでない場合は20分ほど外を散歩してみてください。このようなシンプルな行動習慣こそが、結果として仕事のパフォーマンスを高めることにつながるのです。







