議論を前に進めてくれる
会議が苦手、という人は少なくありません。
黙っていたほうが無難。下手なことを言って否定されるくらいなら、何も言わないほうがいい。そう思って、ただ時計を眺めているだけの時間になっていませんか。
けれど、発言しないという選択は、周囲から見ると「そこにいない」のと変わりません。
一方で、発言していればいいかというと、そうでもありません。
「予算がありません」
「前例がありません」
と、できない理由だけを並べてしまうと、 会議の流れは、そこで止まりやすくなります。
自然と評価されていく人は、会議での発言量が多いこともありますが、 自分をよく見せようとして話しているわけではありません。
「この議論を、少しでも前に進めたい」 ただそれだけを考えて、言葉を選んでいます。
例えば、 「確かに課題がありますが、こう工夫すれば可能性が見えませんか」と、懸念点を伝えるときでも、必ず代案を添える。
特別な意見がない時でも、「今の指摘、とても重要だと思いました」と発言する。
そんな承認の言葉が、場を前向きに動かします。
「この人がいると、話が進む」 と思われる存在になること。その積み重ねが、信頼になり、やがて評価へとつながっていくのです。
メール一行に表れる「可愛げ」
顔が見えないメールのやり取りこそ、実は最も「期待値」の差が出やすいといえます。
出世と縁が遠くなりがちな人は、効率重視で無機質なメールになったり、ミスをしたときに「システムのせいで」「状況が変わって」と言い訳が先に立ってしまったりすることがあります。
一方で、出世していく人が大切にしているのは、メールの中にほんの少しの人間味と「可愛げ」を残すことです。
例えば、資料を送るときも、ただ添付するのではなく、「○○様が以前おっしゃっていた課題のヒントになりそうなデータも、1枚追加しておきました」と、相手の関心事に寄り添った一行を添える。
それだけで、「自分のことを考えてくれている」と感じてもらえ、期待値を少しだけ超えることができます。







