「自社だけのコンサル集団」を
バーチャルで結成せよ!

 ここまでは、発注するフリーランスコンサルを厳選するノウハウを解説してきた。最後に、複数のフリーランスコンサルを使いこなす方法もお伝えしておこう。

 実際にフリーランスコンサルに発注してみて、見込み通り「仕事ができる」と判断した場合は、その人に継続発注するだけでなく、知り合いのフリーランスコンサルを紹介してもらうことを推奨したい。

 優秀なフリーランスコンサルは、優秀な同業者とつながっている。依頼したい案件がそのコンサルの専門外である場合は、他に適任がいないか聞いてみるといい。

 本当に信頼できる人であれば、「その分野なら○○さんが得意ですよ」と気兼ねなく紹介してくれるはずだ。そうした人脈の輪を大きく広げていくことで、クライアント企業は「自社だけのコンサル集団」をバーチャルで持つことができるようになる。

 バーチャル組織を作り上げて使いこなすことができれば、既存の大手ファームに大金を投じた結果、相性が合わずに失敗するリスクを完全に解消できる。実際に、某大手企業の役員はバーチャル組織を活用して成果を上げ、次期社長候補と目されている。

 ただし、海外拠点を生かしたグローバル支援など、大手ファームにしか担当できない領域も確かに存在する。個人事業主に世界進出を任せるのは無理があるだろう。規模と目的に応じた「コンサルの使い分け」も、事業会社に求められる重要なスキルなのである。