大谷翔平選手は2024年に肘の手術をして、まだ完全回復したと認定されていない。そこでWBCで投げて故障をしたら莫大な損失が生まれる。それをカバーする保険に入れないから、大谷翔平は投げないという事情です。
もし日本プロ野球機構にJリーグのようなチェアマンがいたらどうだったでしょう。WBCで大谷翔平が投げず、そのことが侍ジャパンの途中敗退につながるリスクがあった場合、業界として何も動かないままでよいのでしょうか?彼が投げて日本中が野球で沸いたほうが、野球人口の拡大に寄与するのではないでしょうか?
私がもし野球のチェアマンだったら?私だったらオーナー企業をあげて日本財界に働きかけます。戦略的にはソニー損保かSBI損保を口説いて、大谷翔平投手がWBCで投げられるような保険を掛けさせます。
これは野球界だけでなく、保険を引き受ける会社にとってもメリットです。もし「ソニー損保だから大谷翔平がWBCを投げられた」といった事実が広まれば、私だったら自動車保険をソニー損保に切り替えるでしょう。
でも、結局それをやると言い出すリーダーがプロ野球にはいない。地上波放送もなくなった。今回のWBC全体についていえば、プロ野球はIPを大きくするチャンスをいろいろと失っているわけです。
ここで冒頭の「なぜ日本シリーズはつまらないのか?」に話を戻しましょう。
日本のプロ野球機構は日本シリーズの価値を上げるための見直しを行っています。その有力案が、ファイナルステージでのリーグ優勝チームへのアドバンテージを1勝から条件付きで2勝に拡大する案です。
できる改革はこの程度だというのが現実だと思いますが、これは日本シリーズを面白くする改革なのでしょうか?
もし私が野球のチェアマンで、プロ野球のIP価値をこれから百年、マックスに引き上げる戦略に責任をもっていたとしたら?その場合、日本シリーズ改革戦略では別のことを提唱します。たとえば高市首相に働きかけて「日韓シリーズ」を実現させます。







