日本は11位、ドイツが6位…
ダントツ1位の意外な国は?

 キリンホールディングスによると、2024年のビール消費量ランキングでドイツは世界6位(723.6万kl)、日本は11位(413.5万kl)でした。04年は、ドイツは3位、日本は7位だったので、ドイツも日本も20年間で順位が後退しています。なお、24年の1位は断トツで中国(4053.4万kl)です。

【世界のビール消費量ランキング】日本は11位、ドイツが6位…ダントツ1位の意外な国は?「2024年 世界主要国のビール消費量」キリンホールディングス
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Z世代は「酔うこと」を求めない
「お疲れさまの一杯」の発想がない!

 ドイツと日本のビール消費量は、なぜ減っているのでしょうか? 背景には若者の健康志向があるでしょう。1995~2005年生まれのZ世代は、アルコールへの関心が低い傾向にあります。国際的なデータ分析を行う英YouGovの2024年調査によると、18~24歳の約4割が「普段まったく飲酒しない」と回答。ドイツでは「健康やフィットネスを優先したい」「飲んでも楽しくない」という理由が多く挙げられました。

 筆者のドイツ人の知人(21歳)はこう話します。

「酔うのが好きじゃないので、飲む量を制限しています。以前は毎週末パーティーに行っていましたが、コロナ禍以降、そういう生活は戻ってきませんでした」

 さらに印象的だったのは、「お疲れさまの一杯」という発想が、Z世代にはほとんどないという点です。

「ストレスを感じているのに、アルコールでさらに負担をかけるのは意味がない」とのこと。代わりに趣味や音楽でリラックスするそうです。流行りの飲み物はエナジードリンクや抹茶ラテ。アルコールは友人と会う時、カクテルをたまに楽しむ程度だと言います。