不登校を尊重する方針を
打ち出した文科省
2023年度に不登校だった小中学生は前年度比16%増の34万6482人で、過去最多を更新しました。この5年間で倍増しました。
不登校に対する予算措置を講じながら、不登校児童生徒数が毎年記録を更新していること自体が問題ですが、さらに気になるのは、文科省が出している「不登校児童生徒への支援に対する基本的な考え方」です。そこには次のようにあります。
・不登校児童生徒への支援は、「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて、社会的に自立することを目指す必要があること。
・不登校の時期が休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある一方で、学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在することに留意すること。
(https://www.mext.go.jp/content/20231120-mxt_jidou02-000032767_01.pdf)
誰でも絶対に登校すべきだというわけではありませんが、文科省の文書が出てから、不登校にも正当性があると考えられるようになりました。いうまでもなく不登校の背景はさまざまです。
本人自身には、登校し学業に励む意思と計画がありながら、その意思の強さが強迫的になり、結果的に不登校になっている場合があります。
強迫症に気づかないスクールカウンセラーや医師などの支援者が、「つらいなら学校に行かなくてもよい」「不登校の時期が休養等の積極的な意味を持つ」からと、不登校を積極的に勧める場合も見受けられます。
頑張って学校に行くことが
強迫症の治療につながる
不登校のきっかけはさまざまですが、家にいる時間が長くなると、1人で好きなものを好きなときに食べられたり、好きなだけゲームができたりと、しだいに家の中が居心地のよい場所になっていくことは共通しています。自宅での生活に慣れてしまうと、ストレスの多い社会に出ることの魅力は薄れていくでしょうし、ハードルが上がっていきます。
家にいる時間が長いことがもたらす弊害にはアンヘドニア(失快楽症)があります。







